今、あえて結婚しない人が増えています。
独身でいることのメリットとデメリット、それを肌で感じながら日々の生活を送っているのだと思います。
今回は増え続ける生涯未婚率や事実婚について取り上げるとともに「独身でいることのメリットとデメリット」を解説します!
上昇の一途を辿る生涯未婚率
生涯未婚率とは、50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合の統計データです。
その生涯未婚率は年々上昇しています。
今から遡ることおよそ100年前の1920年代は僅か2%ほどでした。
数値がグッと上がったのは1990年からです。この年に初めて男性の割合が5%を超えました。
それが直近の2022年には男性28.3%、女性17.8%をマーク。
実に「男性の約3人に1人が未婚」という時代に私たちは生きているのです。
その理由として、昭和の時代の「結婚できないのは恥」という価値観が薄れてきたこと。
また家同士の繋がりを象徴するお見合い結婚よりも、恋愛結婚が主流になったことが主に挙げられます。
このようなことから、そもそも恋愛に興味がない人やあえて結婚しない人が増えるなど、生涯未婚率の数字には多様な要因が反映されているようです。
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事実婚を希望する人も増えている
生涯未婚率に該当する人の中には、パートナーがいても法律婚をしないカップルや事実婚状態の人たちもいます。
2020年にLINE社が未婚の男女を対象に夫婦別姓・事実婚に関する調査を行ったところ、事実婚をしたいと思う割合は全体で1割強でした。
その割合は男性よりも女性の方が多く、30代女性の意向は2割を超えています。
出典:PR TIMES「LINEリサーチ、夫婦別姓・事実婚に関する調査を実施」
事実婚や内縁関係の定義は明確ではありませんが、婚姻届を提出せずに3年以上同居しているカップルは概ね事実婚として認められるケースが多いようです。
このような社会的風潮の変化に伴い、自治体や組合によっては法律上結婚していなくても「未届の妻・夫」として婚姻状態とほぼ変わらない待遇を受けられる場合もあります。
結婚という観念に縛られず気楽な独身を選ぶ人、経済的事情や家庭同士の事情で結婚を選択しない人など、事実婚を選ぶ理由は人それぞれ。
いずれにせよ婚姻率の低下にはパートナーシップのかたちの変化も影響しています。
それでは次に、独身でいることのメリット・デメリットについて挙げていきましょう。
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独身でいることのメリットとは?
自分の時間を確保できる
結婚すれば自分ひとりで過ごせる時間は少なくなります。
仕事や趣味に一生懸命な人ほど、ひとり静かに対峙する時間の大切さがよくわかるはず。
この時間を大事にしたい人は独身生活に不便さを感じていません。
お金を自由に使える
結婚後は基本的に相手と同居することから、ふたりで共有するものや消費するものにお金が消えていきます。
ですので完全に自分の裁量で収入の全額を自由に使うわけにはいかなくなるでしょう。
その点、独身であれば何にお金をかけようが、何を買おうが自由です。
独身でよかったと思う理由の上位に「趣味ややりたいことを自分の優先順位で決められる」が常に入っています。
少ない家事で済む
結婚すれば当然家事の量が増え、それに要する時間や体力的負担も増えていきます。
あらかじめ夫婦で家事の分担を決めるなどして解決できるものですが、精神的な負担は免れません。
誰にも気を遣わずに自分のペースで家事ができるのも独身のいいところと言えるでしょう。
自分の都合で転職や転居ができる
「今の仕事を辞めたい」「新しい住まいに引っ越したい」と思っても、結婚していると同居する家族にまで影響させてしまうことになります。
ですので自分都合で勝手に決定するわけにもいきません。
自分のフィーリングが赴くままに決めていきたい人は、このような部分にも独身の良さを感じているようです。
相手の家族との付き合いがない
結婚すれば相手の家族との親戚付き合いも始まります。
特に女性にとっては姑の過剰な関与は煩わしいもので、それが原因で離婚に至ってしまうケースも少なくありません。
相手の家族との距離感は実際に結婚してみないとわからない部分もあり、その煩わしさが嫌だという意見も多いのです。
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独身でいることのデメリットとは?
頼れる相手がいない
独身で一人暮らしの場合に困るのが、病気や怪我のときに頼れる相手がいないこと。
たとえ仲の良い友人に頼りたくても躊躇してしまうこともあるでしょう。
しかし結婚していれば、まず最初に頼れるのがパートナー。安心感に大きな違いがあります。
また若い頃にはあまり感じ得ない「独りでいる寂しさ」を、中高年から身にしみて感じる人が多いのも事実。
人生でパートナーほど頼れる存在はいないのです。
経済的ゆとりが少ない
独身の場合、自分に何かがあると収入が完全にストップしてしまうこともあるでしょう。
また今は非正規雇用で働く人も多く、日頃から経済的不安を感じている人も少なくありません。
ですが、結婚して共働きなら経済的にもゆとりが生まれます。
何らかの理由で収入がストップしたり、思い切った転職に挑戦してみたいと思った時にバックアップしてくれる人がそばにいるのは安心です。
これは結婚してこそ得られる、経済的にも心理的にも大きな支えとなる側面でしょう。
法的なメリットを受けられない
法律婚をしていなければ配偶者控除などの税金面での適用は受けられません。
既婚者なら得られる優遇措置が受けられないのは仕方ありませんが、ちょっと不公平さを感じてしまうところでしょう。
控除以外にも結婚していると法制度の恩恵を受けられることはよくあります。
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最後に
独身を貫くか、結婚するか。
それは思いつきで簡単に選択できるものではありません。
またどちらが正解というわけでもありません。
ただひとつはっきり言えるのは、後々になって後悔するようでは遅いのです。
現在の自分、そして将来の自分についてしっかりと考えを巡らせてみましょう。
銀座結婚相談所アマーレは法律婚だけでなく、事実婚を希望する方にも同じようにサポートしています。
気になることやお悩みをお持ちの方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
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